2022.02.28
肩こりを根本から改善する方法
今回は「肩こり」の原因を簡単にわかりやすく説明し、根本的な改善方法を投稿していきたいと思います。
肩こりに悩む方の参考になれば幸いです。
まず肩こりの原因は何なのか?
肩こりの原因は、「血流が悪い」ことです。
血流が悪いと細胞に「酸素や栄養」が届かなくなります。
そうなると筋肉が硬くなり、重だるさや冷えなど肩こりの症状を感じます。
さらに血流の悪い状態が続くと、血流を改善するため炎症を起こします。
炎症が起こると、痒みや痛みなど人にとって不快な症状を感じます。
ただ炎症を起こすことにより、血流を改善しようとします。
炎症を起こすことは、細胞に酸素や栄養を届けるために必要な現象です。
そのため、湿布や飲み薬を使って炎症を抑えると、一時的に肩こりは楽になりますが、肩こりの原因である血流を改善することには繋がらないので注意が必要です。
では、そもそもなぜ血流が悪くなるのかについて考えていきましょう。
血流が悪くなる原因は主に3つです。
① 身体を動かさない
② 緊張した状態が続く
③ 慢性的な脱水
この3つが、肩こりの殆どの原因です。それぞれ解説していきます。
まず①動かないとなぜ肩がこるのか?
血液を全身に送るのは心臓ですが、心臓の働きだけでは全身に血液を行き届かせるのはできません。
心臓の働きを助けるのが、全身の筋肉(特に下半身)です。
心臓は何をしていても何もしなくても生きている限り動き続けますが、筋肉はじっとしていると血液を送る働きをしません。
筋肉は身体を動かすことで働き、筋肉が動くことで血管に圧力がかかりポンプのように血液を押し出します。
身体を動かす時間が短いと血流が悪くなるので、歩いたりゆっくりとジョギングしたりと身体を動かす習慣をつけましょう。
次に②緊張した状態が続くと血流が悪くなります。
肉体的にも精神的にもストレスが掛かると、体は緊張します。
緊張した状態は筋肉に余計な力が入り、自律神経の交感神経が働き血管が収縮し、一時的には血流が良くなります。
ただ緊張した状態が続くと、筋肉が硬くなり血流も悪くなります。
緊張した後は、栄養バランスの取れた食事を取る、お風呂に入り身体をしっかりと温める、白湯を飲む、心地よい音楽を流しながらストレッチするなど、副交感神経に切り替わる行動をして、余計な力みを取るようにしてから寝るようにしましょう。
そして、肩こりの見逃されがちな原因が③の慢性的な脱水です。
さて、この記事を読んでくれているあなたは今日どの位お水を飲みましたか?
お水の他に白湯や炭酸水は、お水にカウントしても大丈夫です。
お酒などのアルコール飲料や、コーヒー緑茶紅茶などのカフェイン入りの飲料は、利尿作用があり脱水を助長します。またジュースなどの清涼飲料水は、糖分を多く含んでいるため血流を悪くします。お水にはカウントしないようにしましょう。
カウントしたお水が、体重×30ml(体重60㎏の方であれば1.8ℓ)摂れていれば、あなたの必要なお水の量になっています。もちろん運動量により多少の上下はありますが、一つの基準として計算してみてください。
慢性的な肩こりの人の多くは、お水を飲む量が足りていません。
慢性的な脱水の方は、運動しても、ストレッチをしても、コリが発生しやすい体質になっているので、なかなか肩こりが解消しません。
以上、肩こりの原因である血流が悪くなる主な原因と改善方法を上げてみました。
全てを改善することが難しければ、まずはお水を飲むことから取り組んでみてください。冷水は身体を冷やすので、白湯がお勧めです。
今回は肩こりについて記載しましたが、腰痛や頭痛など、他の症状でも「血流が悪い」ことが殆どです。
血流を良くすることで全身の細胞に酸素や栄養が行き渡り、痛みや不調や病気は必ず善くなっていきます。
ぜひ習慣にして健康な状態で人生をお過ごしください。
この記事は矢上 尚武が書きました
埼玉県出身。4男1女の父。 幼少期から身体を動かすことが好き。両親が治療院をしていた影響で高校卒業後6年かけて鍼灸マッサージ、柔道整復師の国家資格を取得。大手鍼灸接骨院の幹部として8年勤務。そのご縁から29才で日本初大学校内にあるセントラル日吉鍼灸整骨院を開業。その後人生100年時代、日常生活改善・根本改善・健康寿命などの観点から自身の仕事のあり方を考えるようになり保健(患部)診療を終了し自費(全身)診療へ切り替える。 2012年完全個室で整体とパーソナルトレーニングが受けられるからだメンテナンスnicoを開業。 患者様の日々の健康に寄り添いながら、自分自身の身体も進化させている。 ▶︎その他資格 バネトレ®︎トレーナー animalflow level2 instructor ▶︎nicoトレオンライン 担当 水曜ベーシック 木曜ストレッチ